ノンカップ麺のおいしさの秘密。

ノンカップ麺開発ストーリー

DEVELOPMENT STORY OF NON-CUP NOODLES
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人にも地球にも優しいノンカップ麺作りへの挑戦。

1995年、当時はカップ麺を製造していたトーエー食品へ工場見学に訪れた主婦が言いました。

「カップ麺は食後にカップがゴミになるのよね。でも袋麺は鍋が必要だし、火を使うから、お年寄りや子どもに作らせるのが心配。いっそのことカップに入っていないカップ麺があればいいのに」。

食品メーカーとして生き残りの道を模索していた道家副社長は、そんなお客様の声を聞いて決意します。

「そうだ、人にも環境にも優しいノンカップ麺を作ろう。これからの時代に必要なのはナンバーワンではなく、オンリーワンの商品なのだ」と。

そして、国内産の原材料から製造工程、包装袋の成分にまでこだわり抜いたノンカップ麺が誕生するまでの長い道のりが始まりました。

オリジナル麺ができるまで2年間。試行錯誤の末に完成したこだわりの麺。

ノンカップ麺の開発は「従来のカップ麺からカップの部分をはずせばいい」という単純なものではありませんでした。樹脂製のカップに比べて、家庭でよく使われる陶器はお湯の温度が下がりやすいため、麺を低温でもほぐれやすく作り変える必要があります。また、人工合成添加物のかんすいを使わずに、コシとつるみのある理想の麺を作り上げることは、至難の業でもありました。

開発チームは、小麦粉と水の配分、こね方、蒸し時間、揚げ時間などを細かく検討し、それぞれに微妙な調整を加えながら、何度も試作を続けました。来る日も来る日も、ひたすら麺づくりの研究が続きます。

そして、麺の作り変えに着手してから、実に2年の歳月を経て、ついに会心の麺が完成したのです。

味の決め手となるスープ作り。その秘訣は、家庭の台所と一緒なのです。

ノンカップ麺のスープは、化学調味料を一切使いません。それでいて最後まで飲み干したくなるおいしさは、どのように生まれるのでしょう。答えは意外にも「家庭の台所と一緒なんです」と、開発メンバーの村瀬さん。

たとえば、家庭で味噌汁を作るとき、何かひと味足りないと感じたらどうするでしょうか。ダシに昆布を入れたり、野菜や肉などを入れたりして、味に深みを出しますね。まさに、ノンカップ麺のスープも同じです。

商品開発室には、チキンやポーク、鰹節、しいたけ、酵母、海老、魚介…とあらゆる天然エキスが揃います。それらの足し算や引き算を繰り返しながら、「これだ!」と納得するブレンド値を導き出しているのです。

かくして誕生する「最後の一滴までおいしいスープ」。それは、どこか懐かしくて優しい「おふくろの味」なのかもしれません。

もっとおいしく、もっと安全に。機械も少しずつ進化を続けています。

工場内にあるノンカップ麺の製造ラインには、粉と水を混ぜるミキサーや生地を延ばす圧延ロール、蒸し器、麺を揚げるフライヤーなど、多くの機械があります。

これらの機械はすべて、ノンカップ麺製造のために特別に注文したものです。0.01mm単位で麺の厚さを調節したり、細かな温度設定に対応したり、麺を丸い型へと均一に広げながら流し込んだりと、高精密の機械ばかり。最近は、フライヤーで使用した油を蒸し器のボイラーに再利用するための機械も仲間入りしました。

そして、毎日の細かな点検をもとに、機械にはさまざまな改良が加えられていきます。たとえば、陶器の温度が下がりやすい冬には、ノンカップ麺がほぐれやすいように麺の幅をわずかに細くするなど。そんな小さな改良をいくつも積み重ねながら、ノンカップ麺の成長とともに、機械も進化を続けているのです。

食堂で繰り広げられる試食会。社員みんなが、商品の開発者なのです。

ランチタイムになると、製造担当のスタッフたちは、社員食堂でおしゃべりを楽しみながら昼食を食べます。そのテーブルにはお弁当と一緒に、毎日、数種類のノンカップ麺がずらり。自分たちが作っている自慢の商品だけに、思わず箸が進みます。

ときには、試作段階の新商品を囲んでの試食会が始まることもあります。スタッフたちの素直な感想を反映しながら、試作品にさらなる改良が加えられるのです。

「社員食堂で人気の高い商品は、売れ行きもいい。食堂から改善点や、新しいアイディアが生まれることもあります。つまり、うちはスタッフすべてが開発者なんです」と道家副社長。ノンカップ麺は、社員すべての想いとともに開発が続けられているのです。

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APPROACH TO SAFERY AND QUALITY
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